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15/04/13 更新いたしました。 アール・デコ博の写真集とソニア・ドローネのテキスタイルデザイン集


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■4/11、取り急ぎの用ができ、新着品のご紹介は4月13日、来週の月曜日とさせていただきます。
一応、予告しておきますと、ひとつは1925年パリ万博の写真プレート集『BATIMENTS ET JARDINS  EXPOSITION DES ARTS DECORATIFS PARIS 1925』。出展パビリオンと庭園などを撮影したスタイリッシュな写真プレートが何と100枚も入った充実の記録。
もう一冊は同じ1920年代のソニア・ドローネーのデザイン作品プレート集『SONIA DELAUNAY - COMPOSITIONS COULEURS IDEES』。こちらは40枚のポショワールプレートが揃っています。
一体どんなものなのか早く見たいのにという方には、オレンジ色の書籍タイトル部分を検索窓に こぴぺ するだけで、あぁーら不思議 するすると ぐーぐるセンセイが少なくともその一端をご紹介下さるはずです。
というわけで、月曜日までしばしお待ちいただけますよう平にお願い申し上げる次第でございます。
………… しかしそれにしても  カッコ予定 だなんてって云ってますよこのヒトは。

てんで迎えた月曜日、一時は危ぶまれた(←実はちょっと日和ってもいいかなと思ってました…)今週の更新です。
商品は予告通りの2点。最初は1925年パリ万博の写真プレート集『BATIMENTS ET JARDINS  EXPOSITION DES ARTS DECORATIFS PARIS 1925』。直訳すると「1925年パリ万博における建造物と庭」。銀箔押しでタイトルを入れた上製ポートフォリオにテキストと目次55Pと未綴じの写真プレート100枚を収めています
発行年度については、1925年とするのが妥当ではないかと思いますが、なかには1928年とするデータもあり、現段階ではっきり記すことは避けておきます。
パリ万博に関係したこの手の写真集や絵葉書などは相当数が発行されており、さまざまなものを見、実際に扱ってきましたが、当品についてはは小店初入荷。これまで見てきた写真プレート集では、おおむね40~50プレートというのが一般的で、100点というのはあまり例を見ないのではないかと思います。
オルセーのゲートに始まるプレートはパヴィリオンを正面からおさえた写真が多く、基本文献として好適。もちろん、パヴィリオン名とそれを手掛けた建築家の名前、そして、写真を撮った写真家の名前がプレート毎に刷り込まれています。
100プレートともなると初見のものも多く、とくにボン・マルシェ、ギャルリ・ラファイエット、プランタンという3大百貨店のパヴィリオンは建築写真としても記録写真としても秀逸。これら「消費の殿堂」がいかにアール・デコの先端をいっていたのかがよく分かります。しかも、ボン・マルシェの外観はライトアップされた夜の情景で、建物に施されたレリーフの陰翳まで、よくとらえられています。


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他にも1927年のモダン建築を先取りしたかのようなメーリニコフ設計のロシア館、ル・コルビュジエ&ジエジャンヌレによるレスプリ・ヌーヴォー館、当書を出版したアルベール・レヴィのパビリオン、静謐な佇まいのラリック館など、見どころには事欠きません。
アール・デコ博のパヴィリオン全館をおさえたものではなく、編集コンセプト沿って捨てられてしまった情報も多いようですが、それだけにアール・デコ博の主要エッセンスを眺めるのに適した写真集となっています。

■2点目はソニア・ドローネのデザイン作品集『SONIA DELAUNAY - COMPOSITIONS COULEURS IDEES』。こちらも上製ポートフォリオに未綴じのプレートを収めたものですが、写真ではなくポショワールのカラープレートで、全40枚を収めたもの。あいにく、ポートフォリオの背が失われて表紙と裏表紙が断裂した状態で、表紙側には埃シミも多数認められますが、肝心のカラープレート40枚の状態は比較的良好です。発行は1930年
ドローネのデザインを特徴づけるモチーフのひとつ・円を使った抽象デザインの他、小さな花を描いた愛らしいデザインのプレートや、前衛画家としても活躍した人らしく、花や空、海に浮かぶヨットなどをフリーハンドで描いた大胆なプレートも目を引きます。
抽象作品が日本ではあまり好まれないせいか、この後、ルーブル美術館で現存する女性アーティストとして初の個展が開かれることとなったドローネですが、残念ながらまだまだ日本での知名度は決して高いとは云えないようです。当品は、同時代に日本人がヨーロッパが持ち帰った可能性があるのですが、それに間違いないとすれば、持ち帰った方の眼力に感謝すべき一冊と云えそうです。

今週はこの他、1960年代の『Seventeen』『Jardin des Modes』など洋雑誌30冊が入荷。尚まだ当新着品でご紹介したい商品が後に控えております。今週はもう一度、いつもの土曜日未明に更新するぞ。したいな。できるといいな……。

 

15/04/04 1968年。最晩年のマルセル・デュシャンとその周辺の人 彼らが行ったこと 出版された本。


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■店内各所に積み上がっていた新入荷の古本と美術展図録あわせて二百数十点を棚に入れ終えました。ほっ。これで一安心。と云いたいところではありますが、ただいま現在、今度はそれによって収まりきれなくなった古本と展覧会図録が店内各所に積み上がっております。片付けてるのか散らかしてるのかワケ分からないのが古本屋の仕事でありまして。やれやれ。
ともあれそんなこんなで疲れ果てた挙句、先週さぼることになっちゃった新着品のご案内、ふっかぁ~つ! です。依然、ややヨレヨレしてますが、何しろまだ後が詰まっております。ざっと見渡した結果、今週分として先ずピックアップしたのは20世紀美術史上、確実に名前を残すマルセル・デュシャンがらみの2点です。

その1点目。1990年にノーベル文学賞を受賞したメキシコの詩人で、アンドレ・ブルトンをはじめとするシュルレアリストたちとの親交でも知られるオクタビオ・パス。1968年にメキシコの版元から出版された『Libro-Maleta』は、そのパスと、マルセル・デュシャンとの二人によるアーティスト・ブックです。『Libro-Maleta(=リブロ・マレタ)』をまんま日本語に置き換えると「本-スーツケース」。邦題が定まっていないようなので、ここでは『リブロ・マレタ』と原題で通したいと思います。
さてその『リブロ・マレタ』ですが、それぞれ大きめのノンブルがきちんと刷りこまれている以下の6つの要素から成るもの。オクタビオ・パスによるデュシャン論「純粋の城」を収めた上製本(カラー挿図貼込) ②マルセル・デュシャンの論考を軽装本にまとめた「TEXTOS」(図版入) プラスティックシートにカラー印刷を施したデュシャンの作品「大ガラス」の複製品 一大論争を巻き起こした「階段を下りる裸体 No.2」など、デュシャンの初期タブロー3点の複製(カラープレート)  チェスボードを模した封筒に、「泉」「ボトルラック」などデュシャンのレディ・メイド作品をポストカードサイズに印刷した9点を収める デュシャンの幼少期からの写真、1912年の手稿、履歴書などからなる変則的なページ割の冊子。これら①から⑥がピタリと収まるように設計された布装上製のポートフォリオ、デュシャンを象徴するチェスボートをデザインモチーフとした函が付いて目出度く完揃い ――― とこうして見ると、タブロー上に描かれた並行的基本法、ダダ、レディ・メイド、大ガラスという具合に、デュシャンの各時代の代表作を彼が生涯熱中したチェスボードの中にコンパクトに収めた「本-スーツケース」という構成 、実にまあよく出来ているのでした。さらにまた、独立した印刷物でありながら、あえて、かどうかはさておき、ノンブルをふっていない唯一のピース = マルセル・デュシャンのバストアップの肖像をスタンドポップに仕立てた1点を付すという洒脱に、思わずニヤリとさせられます。


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デュシャンの代表作に頭の中味=テキストを加え、片手で持ち運べるサイズと形態に収めた『リブロ・マレタ』。そこに込められた企みに、ただただ脱帽いたしました。
■1968年2月、マルセル・デュシャンカナダのトロントで行われた「レユニオン」(音楽的「再会」)で、ジョン・ケージを相手に、音響装置付きのチェス盤を使った対戦を行いますその準備と対戦の様子を写真に収めていたのが久保田成子。久保田は1960年にニューヨークへ渡り、1964年から同地でフルクサスに参加、後にナム・ジュン・パイクと結婚することになるビデオ・アーティストですが、1968年10月にデュシャンが亡くなったのを受け、「レユニオン」で撮影した久保田の写真にジョン・ケージのテキストを添え、音盤(ソノシート)を付して出版したのが今週の2点目、『REUNION』です。
本の背タイトルから本文、奥付に至るまで、表記は全て英語ですが、印刷は日本。ソノシートにはマルセル・デュシャン、ジョン・ケージの他にマルセルとともにチェスの対戦に加わった夫人のティニー・デュシャンの名前がある他、デイヴィッド・チューダー、ゴードン・ムンマ、デヴィッド・バーマンという錚々たる名前が並んでいます。
久保田が「レユニオン」を撮影することになった経緯や出版までのいきさつについては、ウェブサイト「日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ」における「久保田成子オーラル・ヒストリー」
http://www.oralarthistory.org/archives/kubota_shigeko/interview_01.php
に詳しく書かれていますが、久保田の自費出版で制作された500部のうちの1冊が、どうやら当書。たったの500部だとすると、なるほどこれまで見たことがなかったのも道理というものでょう。
久保田の写真はやや荒っぽく単調な印象は否めませんが、20世紀が生んだ天才のひとり、マルセル・デュシャンの最晩年の姿をとどめることとなった『REUNION』。きちんと評価してしかるべき書物ではないかと思います。

今週はこの他、久保田と同世代で同じくフルクサスのメンバー塩見允枝子の『FLUXUS BALANCE』(メール・イヴェントによって集まった作品のリプロダクト ジョージ・ブレクト他 限定750部)『モボ・ボガ展』等モダニズム関連展覧会図録、『もの派-再考』『1970年 物質と知覚』『吉原治良展』など具体・もの派・ネオダダ関係の展覧会図録、川俣正・李禹煥他美術関係書籍牛若丸の刊本6冊『シオラン選集』1~4揃、『ナチス・プロパガンダ 絶対の宣伝』1~4揃などの白っぽい本、1970年代から80年代ヨーロッパの切手コレクション厚冊アルバム5冊が入荷。また、明日には陸軍省『つはもの叢書』『国の力叢書』6冊戦中の小型日記5冊などの古書関係も入荷いたします。左上、バルビエがタイトル部分を描いたピアノロール4点はとてもユニークな紙モノで、小店としては初の入荷です。
思いがけず春先の大量入荷となりました。この機会にご来店いただければ幸いです。


15/03/28 新着品はたくさんありすぎて1回休み。明日からまた頑張ります。


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■今週は少々ハードな日が続きました。その上、新着品もあれこれあって。悩んでいる間にも時間は25時過ぎ。桜の咲く頃はまた「暁を覚えず」の時節、もはや目を開けているのがやっととなり。う。お手あげだ。
…… ということで誠に情けない次第ですが新着品のご紹介は1回お休みさせていただきます。

あ。でも、店は来週、いつも通り営業いたします。

ああっ。青山墓地の桜も明日あたり、満開ではないかと思われます。

あああっ。画像ひとつだけ入れておきます!
渡仏して美術工芸を学び、帰国した高崎市で活躍した実業家・井上房一郎が、ブルーノ・タウトをその庇護下に置いていた当時、銀座に開いた工芸品の販売店「ミラテス」で売り出したブックエンドの正真正銘のオリジナル品。井上&タウトの協働で生まれた商品に記される「井上-タウト」のマーク入りです。1938~1940年頃! アール・デコの時代を代表するかのような曲線デザイン !!  珍品 !!!



 

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