#205 6-1-6 Minamiaoyama Minatoku TOKYO
info@nichigetu-do.com
TEL&FAX:03-3400-0327
sitemap mail

detail

13/06/07 明日から市場続き、今週は2日近く早い更新です。新着品はマックス・ブルヒャルツの復刻版作品集 と フランスの芸術専門誌 ほか


Warning: getimagesize(http://nichigetu-do.deci.jp/img/info_thumb/1370515967737.jpg) [function.getimagesize]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.1 404 Not Found in /home/users/2/deci.jp-nichigetu-do/web/navi/info/detail.php on line 146

■先週もお知らせいたしましたが、今週6月8日(土)は、小店も所属する東京古書組合南部支部が年に1度開催する「南部支部大市会」の入札日当日にあたるため、この日は開店時間を遅らせて14時半から、とさせていただきます
ご不便をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんが、どうかご理解を賜りますよう、また、ご来店に際しましてはご留意いただけますように、よろしくお願い申し上げます。

尚、来週はまた旧に復し、火・木・土曜日の各日12時~20時で営業いたします。気象庁の予報によれば、明日、天気が崩れた後は連日晴れが続いて暑くなるとか。空梅雨は何かと心配のタネ、そしてまた酷暑を迎えるまでのカウントダウンが始まってるんだろうなと、それはそれで気になりますが、折角のこの天候、小店にもお運びいただければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

■明日からの市場続き、とくに土曜日は朝早くから市場というので、今週はいつもより一日半ほど早い更新です。しかも、いつもより手短に。
『Max Burchartz (1887-1961) -  Typografische Arbeiten 1924 -1931. 』ドイツの写真家でデザイナーだったマックス・ブルヒャルツの代表作を忠実に復刻した作品集。1993年にドイツで発行されたものです。
ブルヒャルツは1887年生まれ。当時の若いドイツの芸術家たちと同様、表現主義から出発し、1922年にワイマールのバウハウスでテオ・ヴァン・ドースブルフと出会いモダンデザインへ転換したとされています。当作品集に集められたのは1924~1931年の間に生み出されたグラフィック・デザインの分野 - 組版までをも含めたタイポグラフィ - におけるブルヒャルツ代表作であり、ノイエ・ティポグラフィ、ノイエ・フォトグラフィの影響を真っ正面から受け止めたような作風で、際立ったセンスを見せています。


Warning: getimagesize(http://nichigetu-do.deci.jp/img/info_thumb/1370516000830.jpg) [function.getimagesize]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.1 404 Not Found in /home/users/2/deci.jp-nichigetu-do/web/navi/info/detail.php on line 166

当時のドイツの有名企業の広告を中心に、広げてみると結構な大きさになるポスター、タトウ入りリーフレットのシリーズ、チラシ、レターヘッド、ポストカードなど、元版を忠実に復刻した紙モノ18点に解説書1冊(ドイツ語)を付し、上製の函に納めた体裁は、『Vesc Objet Gegenstand』と同一。その『Vesc Objet Gegenstand』も再入荷いたしましたので、ご興味のある方はリンクしたこちらのページもご参照いただければ幸いです。2冊とも、内容品に欠けのない完品です。
可能な限り元版で仕入れたい - そのように考えて仕入れに努めるようにはいたしておりますが、このあたりのエフェメラとなると、もはやほとんど不可能であろうと思います。このため、あえて復刻版をご紹介する次第、悪しからずご理解のほどお願い申し上げます。

続いてこちらはフランスから、『CHRONIQUES DE L’ART VIVANT』1969年に創刊された総合芸術専門誌の創刊号=No.1から1970年に発行されたNo.8まで、No.1bisを含む9冊の入荷です。バレエ・リュスの記事があるかと思えばラウシェンバーグの記事があり、ジャコメッティが顔を出し、マン・レイと同じ号でイヴ・クラインがとり上げられるなど、創刊号の表紙にマルセル・デュシャンの肖像写真が使われているのが象徴するように、戦前と戦後のアート界をブリッジする内容。
他に、バウハウス、ポップ・アート、ヨーロッパのフリージャズ&ポップミュージックなどの特集、黒人音楽、ヨーゼフ・ボイスの記事等々、おもしろそうな項多数。
38×28cmの大判・薄冊ではありますが、毎号全ページ2色印刷という制約の中で、対向ページとの色の組み合わせやレイアウトに見られる工夫をはじめ、グラフィック・デザインの側面からもよくできた雑誌です。

■今週はこの他、『村野藤吾作品集 1931~1963』『Eero Saarinen on His work』『国際写真サロン』図録4冊(第1回、2回、4回、5回)が入荷、また、合本した外装の痛みが甚だしかった『Le Rire』1904年発行分は、1冊ずつにバラした状態で店頭でご紹介いたしております。

と、こうしてみると、いかにも普段の市場とは違う大勝負の場のように見えるのかも知れませんが、そして、確かに古本屋になった当初は大市となるとそれはそれはキンチョーしていたものですが、最近は ふだんの市場も大市も気持ちの上ではそう大差なく、出品点数の多さのため、もっぱら時間配分にばかり気をとられて大市もお仕舞というテイタラク続き。来週の新着品につきましてはどうかくれぐれも 期待値ゼロ でお待ち下さい。来週の更新は再び金曜日の深更または土曜日未明に戻りますっ! (←ここで胸張ったとろであなた……黙)


inquiry 新着品案内 / new arrival に関するお問い合わせ

お名前 *
e-mail address *
お電話番号 *
お問い合わせ 件名
お問い合わせ 内容 *
  * は必須項目です)

recent