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09/11/21 今週の目玉は-復刻版出現の『ARTS DECORATIFS INDUSTRIELS MODERNES』(=アール・デコ百科)か 特許電気滲透法応用芯式「古い鉛筆」か……?


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『ARTS DECORATIFS INDUSTRIELS MODERNES』1977年発行・復刻版の第12巻より。縦の図版はアール・デコらしからぬロシアの建築模型でキャプションには「ブフテマス」の記載も。全12巻でアール・デコの全てをご覧にいれようかという詳細な資料。

■『ARTS  DECORATIFS  INDUSTRIELS  MODERNES』=アール・デコ百科11冊を落札したのが今年の1月17日(詳細はこちら)。うわ。また出て来ちゃったどうしようしかも異装…と思いきや、今週入荷となりますのは『ARTS  DECORATIFS INDUSTRIELS MODERNES』の復刻版(ファクシミリ版)で、1977年アメリカで発行された全12巻揃いです。1925年発行のオリジナル版と比べ、扉に復刻時の書誌情報を付し、金色使いのマーブル紙が使われていた表紙の平がこちらは赤一色の布装になるなど、多少の違いはあるものの、12巻並べるとタイトルがヨコに並ぶ格好の背のデザインや、本文及び図版頁についてはあくまで忠実な復刻。復刻版に採用された紙質のせいなのか、はたまた発行当時の印刷技術のレベルによるものか、オリジナルでは非常に神経が配られたと思しき図版の精度では1925年当時よりむしろ見劣りするのがとても残念なところ。ですが、小店レベルの店ではもともと復刻版でもう十分でありまして、オリジナル版の価格が価格なもので、その点で躊躇されていた方には朗報といえるかも知れません。思えば1月17日にあのようなものを落札した翌週に、その時は全然関係ないと思っていたリーマン・ショックの煽りで突然!全くもって想定外の!!年内移転が必須事項!!!…となったのでした。移転なんてぇことをですよ。予め知っていたならば。そしてその後。真綿で首締められる如きリーマンのオっソロシサをですね。いまと同程度に実感していたならば。絶対に手を出すことのなかったオリジナル版というのも店頭に取り揃えまして、みなさまのご来店をお待ちいたしております……。


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1950年にドイツで発行された店づくりのビジュアルかつ実践的指導書『LADEN ANLAGE・BAU・AUSSTATTUNG』は2分冊函入。写真図版は1930年代の雰囲気をたたえ、図解は懇切丁寧かつ美的。

市場で見た時に、即座に川喜田煉七郎の『図解式 店舗設計の実際』を思い出したのがこちら、『LADEN  ANLAGE・BAU・AUSSTATTUNG』。1950年にドイツで発行された、その名も『商店 設備・建築・装備』という本です。食料品店、洋品店、スーパーマーケットなど業種別に、ゾーニングや看板、内装、什器に至るまでを主に写真や図解を通じて視覚的にまとめた第一巻と、入口や階段、什器などの設計図、照明と配線図など実践篇とでもいうべき第二巻という2分冊構成で函入り。とくに目を奪われるのが、おそらくは当時、既製品では手配が難しかったと思われる什器の多彩さで、デザインから設計・仕組みまでを丹念に図解した什器の数々は、どちらを向いてもありものの什器ばかりが幅を利かせるいま、個性的な店づくりを考える方には非常によい資料となること請け合いです。第二次世界大戦終結から5年、当書に収められた復興ドイツの先端ショップを見ると、戦後が1930年代モダンを下敷きにスタートしたものであることを再認識させられます。すでに自動車で乗りつけるショップの実例や構想も含まれて、さすがにそこはアウトバーンのお国柄ならではというべきでしょうか。


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地球鉛筆を中心に「古い鉛筆」が大量入荷。いずれも1ダースごとに細いヒモでまとめられ、紙製の封緘付きも。「GLOBE FLAG」の函入りは軸がマーブル模様に染められた変り種で、オキュパイド・ジャパンものか?

■とまあ、こうしてまた間口を狭める一方ではますます危うい。というわけで、今週3点目は説明不要の「古い鉛筆」。入札用の封筒にも「古い鉛筆」と書かれておりまして、これがみかん箱に1箱分、カウントはしなかったものの50~60ダースほど入荷いたします。多くは「特許電気滲透法応用芯」と謳い文句はハイテクだけれどもどこまでもローテクな「地球鉛筆」の仲間たちで、とくに「GLOBE FLAG」と記された函入りのは、画像ではよく見えませんが、実は軸が鮮やかなマーブルに染められている変り種で、オキュパイド・ジャパンものではあるまいかと疑っております。他に「日の丸鉛筆」「鈴木鉛筆」なんていうのも。1ダース毎にまとめてしばった細いヒモや封緘も魅力的なこの鉛筆たちは、明日、店のキャビネットに収納いたします(予定)。今週はこの他、オルセー美術館編・平凡社刊『牧神の午後-マラルメ・ドビッシー・ニジンスキー』利根山光人・銅版画手彩色入り書簡1通、白っぽいところですが舞台・舞踊、美術等芸術関係書籍約50冊、同じく人文関係書が20冊ほどと、久しぶりに正統派書籍(?)中心の入荷となります。



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