■ただいま8月29日午前2時半。画像の下拵えは整ったものの、ご紹介文はまだ一文字も書くに至らず、という作業の遅れにより、新着品のご紹介 - 徳川宗敬・幹子夫妻の渡航の思い出を私家版の写真集にした『ヨーロッパの思ひ出として』、『USSR』2冊、移動派の画家マコフスキー筆と云われる絵画1点という謎の一口 - は来週の水曜日か金曜日に改めて。
ひとつひとつの品物がつながりそうでいてまだ決定的な何かが見えてこない、そこのところが少しでも埋まってくれるといいのですが、さて、どうなりますことやら…。
■今年8月1日の更新でご紹介いたしました、ロシア製・義和団事件 連合軍国別軍装写真帖の棹尾を飾る最後の写真・参加国将校集合写真の中央あたりに、何と、あの秋山好古の姿を発見!
義和団事件 (北清事変) 第5師団兵站監として出征した当時の写真は、秋山好古、義和団事件、The Boxer Rebellionなどで画像検索を重ねてみましたが、いままでのところ同一写真はなく、もっともロシア語で検索していないという結構大きな穴はまだ残っているものの、おそらくは珍しい写真ではないかと思う次第であります。何しろロシアで作られた写真帖ですしね。しかも秋山がその名を馳せることになる日露戦争前のことですから。ええやっぱり珍しいだろうと。思うんですがさて。
■今週は1929~1930年の映画雑誌『スクリーン・ピクトリアル』、昭和30年代の袋入りの栞(観光、記念もの等)が小さな箱に1箱分、外車のエンブレム15点、20世紀初めの海外の照明器具カタログ2冊などが明日には店に入ります。
■右の写真は来週の予告編、新着品でご紹介する予定の謎の商品のひとつです。化けるか化けないか、それが問題である。化けるか化けないかそれが分かる人がどこに居るのか分からないのがもっと問題であーる! やれやれ。
■年に一度はパリに出掛けていた頃は、この地では何とデモの多いことかと半ばあきれていましたが、一方で、市民が市民の力で手にした権利は市民である自分たちが護るのだという、とても健全な姿勢がここでは当たり前のようにして継承されているのだなと感心させられました。物事というのは功罪半ばするものなのか、アベシとその仲間たちによる暴挙 - すでにクーデターだとも云われています - は、民主主義、憲法、日米関係、自衛隊、20世紀の戦争と21世紀の戦争などに関する知識や議論を促し、多くの人が自らの意思を言葉や行動を通じて表明し、幅広い年代の人たちが立場を超えて連帯するようになりました。いまではこんなサイトもあります→ http://www.magazine9.jp/demoinfo/
「まあいいじゃん」でことを進めようとする人たちにNOと云う8月30日がもうすぐです。