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14/10/25 夜な夜な筆跡と向き合う日々-矢内原伊作宛・加藤周一自筆葉書・メモ等11点、宮本常一書簡・葉書10点 他 


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■短冊状に切った紙に商品名を書き、それをカテゴリー別に分け、関係性によって並べる順番を決める。落ち着きが悪いところは並べ変える。それでもダメなら品物を差替える ―― 目録入稿締切まで1ヶ月を切り、品名を書いた短冊状の紙を握りしめ、ああでもないこうでもないと並べ変えながら、目録のページ構成に悩み続ける一方で、市場には行かねばならないし、あ、目録品の検品もしなくっちゃ …… といった具合で、小店すでに、早くも来年1月の即売会に向けての第一段階、目録作成月間に突入しております。
先週も書きましたが、こうなると市場では全然ダメ。ダメダメです。今週は月曜日も水曜日もそして主戦場の金曜日も、どこの市場でも札を入れたのは数点、しかも、全力で臨んだはずのそれぞれの本命をことごとく落札し損ねるという体たらく。
この感じでいくとおそらく来週もダメ。たぶん再来週もダメ。その次あたりも苦しいか。というのに加え、目録原稿づくりのために体力の温存を計りたく、来週からしばらく新着品のご紹介については間歇的かつ不定期とさせていただきます
営業日については当面変わらず火・木・土曜日のそれぞれ12時から20時までの予定で、変更する場合はこのページの最初のところやFacebookでお知らせいたします。
そうでなくとも入りにくい店で、品物の動きも分からないとなるとさらに足が遠ざかると云う方も多かろうかと存じますが、どうかお見捨てなくご来店のほどよろしくお願い申し上げます。


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ここのところの新着品、小店レベルに不釣り合いな超級に近いものなどもあったお陰で、今週辛うじて落手した品物がどうにも小物に見えていけません。なので、今週は現在進めている検品かねて、目録掲載を予定しているものから、とくに手間のかかる「自筆もの」をピックアップすることにしました。
真贋の判定に始まって読み込みや調べ物など、手間をかけないと価格が決められない自筆もの=オートグラフは、毎週の新着品にアップしない もとい できないまま、手元に溜まっていくケースがほとんどで、いざ目録用にとなって慌てふためく-なんて云ってるのは小店店主くらいかも知れませんが-なかなか厄介な性格の商品です。
オートグラフの中でとりあえず、真贋についてあまり疑ってかかる必要がないのは書簡です。とくに切手、消印のある葉書や封筒がついているものであれば、それこそ超ド級の作家もの以外、贋作が作られる可能性は限りなく低くなるので、小店の場合、オートグラフの中では書簡類が最も手を伸ばしやすい商品となります。今回の目録では、
①矢内原伊作宛、加藤周一の自筆書簡・葉書・メモ11点
②白井健三郎宛、書簡・時候葉書等10通 
③作家・田村泰次郎宛、画家・伊原宇三郎の自筆書簡・葉書4通 稀代の悪筆!
④大山廣光宛、池田遙邨自筆書簡1通、
⑤小林亥一宛、宮本常一自筆書簡・葉書10通、
⑥美作太郎宛、パール・バック署名入り書簡(本文タイプ打ち)2通
などがそれで、目録掲載に向けて現在読み込みを進めています。
なかでも画像の1点目に置いた①の矢内原伊作宛て加藤周一自筆関係は、点数がまとまっていること、1950年代と戦後間もない時期であり、両者がその後の仕事の輪郭を形成した時代の貴重な資料として、注目すべきものかと思います。矢内原に関しては、ちょうどジャコメッティと文字通り向き会った1955~1957年頃、帯仏時に入手したフランス各地のパンフレットやギャラリーの印刷物、交通機関や劇場等のチケット類がダンボール箱で1箱強矢内原の書き込みのある書籍類とともに、今回の目録の目玉となってくれそうです。


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画像2点目の③は、南仏ヴァンス滞在中の伊原から、パリ滞在集の田村泰次郎に送った2通が含まれており、パリから南仏の旅程やパリのホテル等を紹介するなど、現地での日本人同士のやりとりに興味が惹かれます。
また、画像3点目の⑤は青ヶ島に関する研究をまとめて是非出版するようにと熱意をもって勧める内容に意味があり、⑥はノーベル作家の署名という点がちょっと魅力。真面目なお話としては、美作という人にも意味あり。
この他、自筆原稿が3点
⑦ 板垣鷹穂 自筆原稿が『本年映画界の回顧』『厄年』の2編
⑧ 徳川夢声 自筆原稿『釈場の横町』
こちらも著者名から贋作の可能性は著しく低く、また、別の直筆ものと突き合わせたところでは真贋についての問題はなさそうです。
とりあえず以上8点が今回の目録候補。ですが、このうち何点までが目録に間に合うかは、ひとえに私の集中力と知力と体力とにかかっております。ああ。それだけに大いに怪しいわけですが、とりあえず全点掲載を目標に頑張ってみますよわたしくは。
しかし、いつの間にこんなに溜めこんでいたんだろう……。
せめて伊原宇三郎と池田遙邨の悪筆をどうにかして欲しいと思う今日この頃です。
*ここの列挙したオートグラフについては、夜な夜な自宅で向き合っているため、いまのところ店頭ではご用意できません。ご覧になりたいものがありましたら、お早目にご一報下さい。

■今週も、この一週間のあいだに目に留まったものを書きとめておきます。
元朝日新聞記者と勤務先の大学に対する脅迫問題についての続報
→太字で示されている記者からの質問それ自体が、日本の権力体制がどのように見えているのかをよく示してくれています。http://blogos.com/outline/96488/
現政権のメディア統制に関するBBCの報道  http://www.thetimes.co.uk/tto/news/world/asia/article4239769.ece
現政権と従軍慰安婦問題に関する外からの視点
→朝日新聞の誤報で「従軍慰安婦はなかった」ということになってしまうなんてどうかしてる。息の長い日本語の文章がちゃんと読める大人がいないと、日本は知的レベルの点でも早晩後進国に陥落です。http://blog.tatsuru.com/2014/10/19_0924.php
安倍総理及び閣僚政治家たちの背後にある宗教思想集団と原発の問題 http://lite-ra.com/2014/10/post-561.html
真の歴史を圧殺する存在について http://blogs.yahoo.co.jp/kounodanwawomamoru/64726980.html
言論統制、「戦後レジームの脱却」という名の下にたくらまれているらしい神f●政治連●による王政復興、エボラ出血熱の拡大、イスラーム国 … 挙げていけばきりのない近古或いは中世への巻き戻し現象、もはやとどまるところを知らず……わたしたちはどこへいくのか。
 

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