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06/12/11 Information

■珍しく勤勉な日月堂、今週・来週も火・木・土曜日の12時~20時、23日も含めて営業いたします。クリスマス・イルミネーションも復活した表参道にお越しの際は、ついででいいのでお立ち寄りください。雑書目録も随時更新中! さて新着品。先ずは先週開催された「資料会大市」の落札品から。三越製の写真アルバムやらドイツの裸体運動の本(…つい手が出て)やらまたまた有象無象買った内、画像は戦前の映画館週報。一ヤマ落札したなかでの狙いはとくにこれ。赤坂溜池にあった映画館・葵館発行の「Aoi Weekly」で、表紙は村山知義が描いています。村山の手になるものは6種7点あり、戦前の映画館の週報はそれなりに扱ってきたつもりですが、村山の手掛けたものをこれだけまとまって目にしたのは初めてです。『マヴォ』等新興芸術運動、構成主義、左翼演劇、そして絵本など、村山知義の残した豊かな足跡からすれば僅かな一角ですが、こうしたささやかな仕事を見つけることが、小店のようなささやかな古本屋には最も相応しい仕事なのだと改めてそう思いました。

■続いて明治古典会の落札品からのご紹介。足元ばかり照らしていると、時々、首が痛くなって、たまには“王道もの”を見上げたくなるもので、買ってしまった加納光於と若林奮のオリジナル入り限定本。ともに1977年・林グラフィックプレス製作・発行の「block notes」のシリーズです。加納光於『塩の柱、あるいは舞踏衣装のためのCODEX』は限定97部内No.10、二分冊でほぼ全頁カラー・インタリオ(≒デカルコマニー)のオリジナル作品によって構成されています。若林奮『SOLUTRE』は限定100部内No.82、オリジナル銅版画1点と若林によるテキストによって構成された折帖本です。二点とももちろん署名入り、各々限定数や落款の入った専用の封筒等も付いた完本です。明治古典会ではこの他、『イメージの翼・細谷巖アートディレクション』『イメージの翼2・〃』(ともに細谷巖の献呈署名・識語入)、待ってましたの『ディアギレフ ロシアバレエ団とその時代』(上下揃)なども新入荷、一部は「雑書目録」にアップいたしましたのでご参照いただければ幸いです。 年内はまだ最低でも2回、しかもその内一回は「明治古典会クリスマス大市」なんていう何やら楽しげな、しかし実態はといえば最低入札価格1万円からの“年内最後までむしられる”市場があり。「宵越しのゼニは持たねえ」といったところでせめて餅代程度は残しておきたく。どうなる!日月堂。その顛末はまだまだ続くこの「infomation」を通してご推察ください。やれやれ。

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