■明日午前中より所用のため、新着品のご紹介は週明け月曜日とさせていただきます。しばしご猶予をいただけますようお願いいたします。
■とはいえそれだけでは寂しいというので、商品を入れ替えたキャビネット上と、完成した軽い額にバラ売り用に準備の整った大正中期キモノ図案をあしらったウォールツールを写した画像をアップしておきます。
キャビネット上・手前には1930~1940年代の雑誌『FORTUNE』を。豪華なアメ車のハイセンスな広告、製品イメージに直結する銀色を使いアメリカン・デコの尖端をいくアルミニウムの広告などに目がうばわれます。
同じくキャビネット上・向こう側には先々週、ここでもご紹介した男爵家令嬢旧蔵の写真類が並びます。
壁面は、試作を経て完成した「入れ替えなど扱いが簡単でらく」で「仕舞う時にはコンパクトになる分解式」の額を使って飾った大正期のキモノの図案。
おそらく、前後を見渡しても、その意匠が最も大胆だったと思われる時代のキモノの図案は、和洋の別に拘泥しない自由な発想に驚かされるし、木版あり手描きあり伊勢型紙を使った捺染(ステンシル)ありと、彩色図版を制作するためのあらゆる手法が動員された仕事には、その密度の濃さにつくづく感心させられました。
図案はたっぷり約70点はありますが、いずれも1点限りの早いもの勝ちです。
■というわけで、本日はここまで。来週月曜日にお目にかかります。あ。この土曜日、店はいつもと同じ12時より20時まで営業いたしております!