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13/01/19 来週は「第29回 銀座 古書の市」が始まります / 新入荷はフランス挿画本の白眉 1927年発行の『タブロー・ド・パリ』


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上から時計と反対回りに ①先行してご注文を受け付けている合同目録 ②一見するところ普段とそう変わりない店内だが ②一部通路にはすでに足の踏み場はなく ③いよいよ縛った本の山が店内に登場  かくして1月23日より「第29回 銀座 古書の市」が始まります。

■小店がここ数年、年に一度だけ出店している古書即売会が、いよいよ来週始まります。先ずはその催事とそれに伴う営業スケジュールについてのお知らせです。
「第29回 銀座 古書の市」 
     松屋銀座8階イベントスクエアにて
     1月23日(水)より1月28日(月)まで、会期中無休
     各日10時~20時(最終日17時30分閉場)
先行して発行・配布されている参加店全店の合同目録掲載品よりいただいたご注文で、他のお客様とご注文が重複した場合の抽選は会期前日の1月22日に行います。ご注文はできるだけ1月21日(月)中にご連絡いただけますようお願いいたします。事前にご注文がなかった商品については、会場で展示販売いたします。
会期中、会場では、これら目録掲載品以外の古書・古本・古雑誌はもとより、石版刷やポショワールの各種プレート、絵葉書・マッチラベル・古い包装紙など紙モノに至るまで、1点100円から多数ご用意いたしました。
また、書画骨董・軸もの、古写真・古文書、和本・刷りもの等々、参加各店の専門分野に沿って出品される多様かつ個性的な商品を、一堂に会してご覧いただくことができるのも即売会の大きな魅力(参加店については是非→こちらをご覧下さい)。
普段、店の営業は週3日が基本の日月堂ですが、即売会期間中は日月堂も無休、現地販売にあい務めます。この機会に是非、会場までお運び下さい。何卒よろしくお願い申し上げます。
この即売会への出店に伴い、1月20日(日)より1月30日(水)まで、店の営業並びにインターネットによる在庫品の通信販売はお休みとさせていただきます。また、当サイトの更新も、来週は1回お休みさせていただきます。ご不便をおかけいたしまして誠に恐縮に存じますが、どうかご理解を賜りますようお願いいたします。
■画像は1月18日現在の店内の様子。キャビネットの手前から見ると一見何てことない普段の店内なんですが、ひとたび店内奥へ踏み込もうものなら …… 搬入する品物で通路は塞がれ、振り向けば縛られた本や雑誌が山を成し - でもこれ、あくまでその一部。実際にはこの3~4倍の荷物がほぼできつつあります - 即売会直前の様相を呈しておりますが、明日・1月19日(土)はフツウに営業いたします。また、1月31日(木)からは通常営業に戻ります。「日月堂は店もやってる。」のだということなども、たまぁ~には思い出していただいて、その内の何度かは実際に足を運んでいただけたりなんかいたしましたら幸せというものでございます。


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テキスト部分の装飾・組版も洗練された『タブロー・ド・パリ』1927年発行・限定200部本 挿画は上から時計と反対まわりに ①シャルル・マルタンのポショワール ②パスキンの銅版画 ③ルオーの石版画 挿画は糸綴じをはずされてしまった状態ですが、プレート20点の揃いです。

新着品のご案内は今週は1点に絞り、駆け足で。1927年にパリで限定200部(特別版25部を合わせると225部)が発行された『TABLEAUX DE PARIS(タブロー・ド・パリ)』。両大戦間期の輝ける都市パリを、そこに集まっていた才能を結集し、彼らによる文と挿画とで描きだそうとした素晴らしく贅沢な書物です。挿画は20点で、全て石版画、銅版画、ポショワールなどオリジナル。それらを手掛けた画家の名前は、ルオー、ユトリロ、マティスなど、いまや世界的な画家を筆頭に、エコール・ド・パリを彩った藤田嗣治(刷面署名入)、マリー・ローランサン、スゴンザック、パスキン、ヴァン・ドンゲンなど綺羅星の如く、で、がために、私の愛好するシャルル・マルタンがひとつ格下に見えてしまうほどの美術の王道メンバー。画像中、エッフェル塔を塔の上空から描いたポショワールのプレートがマルタンの作品なのですが、ここでマルタンのためにひとつだけ言い訳をしておきますと、この大胆なパースペクティブは、飛行機と写真とを組み合わせた航空写真-20世紀初頭に生み出された新しい視点-を自らのものとした、マルタンのセンスと才能を余すところなく伝えているものではないか。と思われるのであります。
モンマルトル、モンパルナス、カフェ、パリのエトランジェといったタイトルの並ぶ文章も、ポール・ヴァレリー、ジロドゥ、ポール・モーラン、ヴァレリー・ラルボー、コレット、マッコルラン、ヴィルドラック、フランシス・カルコ、そしてジャン・コクトー等、高名で、何よりパリを描くのに似つかわしい作家が揃えられました。
エコール・ド・パリの時代、そして、フランス挿画本の黄金期に相応しい、オールスター・キャストによる画文集は、版画20点が全て本来糸綴じであったのがはずされていること、それによって作品を保護する薄葉紙が一部欠落していることなどから、当書完本の相場からすると廉価での販売を予定。版画部分を額装したい方には、むしろ好都合となりそうな1冊です。
■寒さ厳しき折、みなさまにはくれぐれもご自愛の上、松屋銀座でお目にかかれますように!
*先を急ぎます。ないはずのない誤字脱字等、何卒ご容赦下さいませ…!

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