■ただいま12月17日・土曜日の0時過ぎ。小店あるじときたら「もーだめ。バテバテ。疲労困憊。」などと弱気なことばかり申しております。ま、確かに今週は外出続きで、店に出たら出たで仕事山積問題出来その他諸々、ためにぎりぎり終電に飛び乗り帰宅、その後深夜の夕食というのも一再ならず、従ってクスリ切れ - って云ってもステロイドのことですよステロイドね - が度々重なり、結果、今週半ばから再び湿疹が姿を現し始め、状態としてはそうですねぇあまりよろしくないのかも。ここで本年最後の追い込みを計らないことには年越しも覚束ないというのに、そうでなくとも多分に問題ではあるんですが、そこはそれ、ぐぐっとコラエて - 本日は本式の更新を見送って、そろそろ休ませていただきます。
戦前~終戦直後の東京関係書籍9冊、戦前左翼系書籍を含む2本口、台所から文具まで戦前のチラシ・カタログが1袋、『海軍写真帖』『北海道の展望』『海軍大壁画史』など戦前の大判ビジュアル書8冊、あの手この手とひたすらお金儲けのことだけをとり上げ続けた戦前の雑誌『新職業』11冊などの他、画像とともにご紹介する新着品は、誠に恐縮ではございますが週明け月曜日または水曜日までお待ちいただければ幸甚に存じます。
■ふとんにもぐり込む前にもう一つだけ。来週、店の営業はいつも通りの火・木・土曜日のそれぞれ12時から20時となります。但し、12月20日(火)は留守番を残して夕方まで、店主は席をはずすことになります。また、年内の営業は翌週27日(火)の12時~20時と、28日(水)の12時~17時まで、となります。年内、店の営業も残るはわずか。ご多忙の頃かとは存じますが、色々あった2011年の締めくくり、お時間を見つけてご来店いただければ幸甚に存じます。
寒波到来、寒さも一入の夜です。みなさま、どうかあたたかくして「 お休みなさい ! 」。
■12月24日 追記 : 今週半ばまでにはアップしますと書いておきながら、お断りもしないまま放置してしまいまたが、先週の新着品より2点、本日やっと画像をアップいたします。
1点目は『METABOLISM / 1960 都市への提案』。1月15日まで森美術館で開催されている「メタボリズムの未来都市展」によってようやく全体像が掴めるようになったメタボリズム - 若き建築家たちによる戦後日本の都市の復興と発展への壮大なビジョン - の初めの一歩とでも云うべき書物。1960年、美術出版社の発行です。
2点目は6冊ほど入荷した洪洋社の『建築写真類聚』より『商店建築』。大正5年=1916年の発行で、資生堂、御木本、白木屋、三越など都市のランドマークから、貸家付の商店など変わり種や個人商店を含め、震災前の貴重な建築物の写真50カットが収められています。
『商店建築』から『METABOLISM~』まで、経過した時間はといえばわずかに44年。この2点を続けざまに見ると、半世紀にも満たない歳月の間に、少なくとも建築界ではこれほどラジカルな変化がもたらされたのかと、思わず唸ってしまいます。で、私も現在、半世紀もすれば色々なものが確実に変わるのだということを、当事者の身をもって学習中だったりもいたします。40~50年のもたらすものというのは、なかなかにすごいもんです。はい。
あ。忘れるところでした。画像をとっておくのを忘れてしまったのですが、『人と物の世界 - 世界インダストリアルデザイン会議録』も入ってます。