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09/08/15 残暑お見舞い申し上げます。オリベッティのカタログ、アート・ブレーキー直筆サイン入りプログラムなど、夏季休業中ながら新着品には休みなし。


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1971年、日本で開催された『Olivetti concept and form』展のカタログ。未綴じのリーフはどれも一枚の印刷物として立派に成立するデザイン。ベン・シャーンとフォロンの作品はシルク・スクリーンによる。日本語版挨拶状・メンバー一覧、会場図などを含み、函入りの完品。

■お盆休みもはや終盤。小店は一足遅れで8月14日(金)~17日(月)の間、店、HPを通じた通信販売ともお休みをいただいております来週8月18日(火)からはまた通常の火・木・土曜日各日12時~20時で営業いたします。休業期間中に頂戴いたしましたご注文・お問い合わせ等につきましては、18日以降順次ご連絡申し上げます。ご不便をおかけいたしますがどうかご容赦のほどお願いいたします。また、8月25日からはこちらもスタート。あっ。こちらこちらもご参照下さい。休み明けにはまたすぐ走り出します。ご来店のほど !
休業明けより店頭でご紹介する新着品から、先ずは『Olivetti concept and form』と題された未綴じ・二つ折り印刷物の集合体。そもそも『オリベッティ コンセプト・アンド・フォルム』とは、フランスはルーブル美術館付属装飾美術館の招請で“産業と現代文化の出会いにおける新しいフォルム”をテーマに、技術・製品から文化・社会活動にまで及ぶ“オリベッティ独自の研究と創作を公開”した展覧会。何やら1925年と1937年のパリ万博を折衷したみたいなテーマですが、1969年にパリの招請先で開催されたこの展覧会を、1971年・日本オリベッティ創立10周年を記念して日本でも引っ越し興業した際に発行されたのがこの一冊、というわけです「カタログ」として発行されたので会場図なども入っていますが、内容的にはむしろ、オリベッティの活動に関わるデザイナー、アーティストの作品集といった方が適切。ソットサスJr.によるタイプライター、マイクロ・コンピューター、ベッリーニによるビデオ・ターミナルなど、工業製品の部分をクローズアップした写真、ジョバンニ・ピントーリ、ミルトン・グレイザーによるグラフィック・デザイン、プッシュピン・スタジオによるサービス・マテリアルやカルロ・スカルパによるショールームのディテール、ルイス・カーンによる設計工場、丹下健三による建築モデルなどをビジュアル・モチーフとし、左右断ち落とし、1枚の印刷物として見て十分成立するグラフィック・デザイン-フォロンとベン・シャーンの作品はシルク・スクリーン!-によって収められています。当品、小店としては4点目となりますが、最初に扱ったのは約10年前、五反田の競りで500円かなんかで落札したのに混じっておりまして、店に持ち帰って中身を見て思わぬ余禄に大喜びしたものですが、それも“いまはむかしのはなし”。牧歌的な時代というもの、過ぎ去るのは早い。夏休みもまたしかり。


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1961年、初来日を果たした『ART BLAKEY AND HIS JAZZ MESSENGERS(アート・ブレーキーとジャズ・メッセンジャーズ)』の公演プログラムの表紙&裏表紙。当品はアート・ブレーキーをはじめとする来日メンバー全員の署名・識語入り。中面のグラフィック・デザインもなかなか。

1960年代、モダン・ジャズの来日公演のプログラムが5点入荷。画像はこのうち、1961年1月に初来日を果たした『ART BLAKEY AND HIS JAZZ MESSENGERS(アート・ブレーキーとジャズ・メッセンジャーズ)』の公演プログラムです。画像の表紙&裏表紙でお分かりいただけるように、中面までどのページも非常に格好がよろしい。カッコイイ上に、植草甚一、野口久光、今では忘れられてしまったかしかしダンディな人だった久保田二郎、戦後日本芸術史上、決して小さくはない足跡を残した(ようですが勉強不足です。すみません)アート・フレンド・アソシエーションの神彰が夫々結構長い文章を寄せ、で、最後の一押しはアート・ブレーキー、リー・モーガン、ボビー・ティモンズ、ウェイン・ショーター、ジミー・メリット、そしてビル・ヘンダーソンという来日メンバー漏れなく全員の直筆署名・識語入り、という貴重な一冊。他に、同年5月に来日した『THE MODERN JAZZ QUARTET(モダン・ジャズ・カルテット=MJQ)』と翌年1月に来日した『CHRIS CONNOR AND HER TRIO + HORACE SILVER QUINTET(クリス・コナーとホレス・シルバー・クインテット)』のプログラムにも各々、メンバー一人残らず全員の署名と一部識語が入っていて、余程の関係深かった人の旧蔵品ではないかと推察しますが、残念ながらどこをどう見ても誰かは判明いたしませんでした。因みに、クリス・コナーのプログラムでイラスト年表を手掛けているのはMakoto Wada、ライトパブリシティ入社数年を経た当時の和田誠だったりします。


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1920年12月、シャンゼリゼ劇場での公演でのバレエ・リュス公式プログラム。画像左端の表紙には「パラード」のためにピカソがデザインした衣裳画が石版刷りで。右端、当日のプログラムにある「春の祭典」7年ぶり再演の際のスタッフや内容、真ん中はこの時の「春の祭典」を振付たレオニード・マシーン。マシーンはこの二ヶ月後にはディアギレフに解雇される。

■先週一回お休みししてしまったバレエ・リュス公式プログラム、まだまだ続きます。今回は1920年12月、シャンゼリゼ劇場での公演時のもの。この公演では新作がかけられることなく-ストラヴィンスキーの「結婚」作曲の遅れのため-代わりに「春の祭典」が7年ぶりに再演されています。1920年12月15日付の当日プログラムが残る当品には、再演された「春の祭典」がありました。脚本、音楽、ニコラ・レーリヒによる美術・衣裳はそのままですが、振付は初演時のニジンスキー版に変わってレオニード・マシーンが新たに担当したことが記されています。今年話題となっているのは何故かディアギレフではなくシャネルの方ですが、この両者が出会ったのは1920年の夏。その数ヶ月後には、「春の祭典」再演のために30万フランをぽーんと提供、一方で、バレエ・リュス初期の重要作品の新生を任されたマシーンですが、その振付はあまり話題にならず、その上この公演から二ヶ月後にはニジンスキー同様、女性との恋愛問題によって解雇される運命が待っていたのですから、人との出会いや別れさえもまた、才人にとっては必然であるかのように見えてくるのでした。今週はこの他、『Japan Interior Design』1960~70年代発行内10冊、ロシア・アブァンギャルド関係研究書、人文科学系図書など白っぽい書籍50点前後を中心とした入荷となります。

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