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07/08/10 Information

■今日を区切りに都内も明日から少しは空いてくるのでしょうか。小店も12日(日)より20日(月)まで、店の営業、HP目録の受注とも、休ませていただきます。この間のご注文・お問い合わせに関しましては、21日(火)以降、順次ご連絡させていただきます。ご不便をおかけいしたしまして大変恐縮に存じますが、ご了解くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 7/21にお知らせして以来、なかなか捗らずにいた新コーナーですが、「BOOKS」にも漸く数点をアップ、また「A LA CARTE」はシュルレアリスムの主要な洋書をアップしたところで、只今「バレエ・リュス」に突入しております。あと二年の後にはパリでの初公演から丁度100年を迎える「バレエ・リュス」。今年は国内でも展覧会や関連書籍の発行など、動きが見られ始めました。まだまだ点数追加の予定。在庫タップリ(手が追いつかず)の「PRINTED MATTER」も何とかせねばと思っております。ああっ。それと。雑書目録も1920~1930年代関係書を中心に一気に40点以上を追加しました。あちらもこちらもお見落としなく、ご高覧いただければ幸いです。 ■と。ここでやっと新着品!先ずは6/23付け新着の続きのような雑誌『舞踊サークル』の創刊号から3・4号合併号まで三冊。いずれも昭和11年の発行で、表紙のレイアウトは原弘が手がけています。この原弘というところや、編集に光吉夏弥が深く関わっている様子など、実際、先の『舞踊日本』との関係も、おそらくは浅からぬものがあろうかと推察されます。さて、『舞踊サークル』に戻って、創刊号はウィグマンに主力を置いた「独逸舞踊特集」、第二号は「舞踊音楽特集」で、何と木村伊兵衛撮影・崔承喜のスチールなんていうのも載ってます。三・四号は特集は設定されていないものの、セルジュ・リファール「天上譚」の台本翻訳などあり。語りつくせぬネタの詰まったこの三冊、近日中に「A LA CARTE」のバレエ・リュスの流れの中で-もちろん、号によって関係もございます-より詳しく分かりやすくご紹介いたします。

昨年まではこの季節、三年続けて印刷所で汗とインクにまみれて「印刷解体」の仕込みに入っていたのを思い出しつつ、新着品二点目は『G.PEGNOT & FILS SPECIMEN GENERAL』。フランスの活字鋳造販売会社、後にカッサンドルによる「ペニョー体」や「アシェ体」、そして50年代にはあの「ユニバース」を生んだペニョー社の、活字と活版印刷にまつわる製品の総合見本集。見本集といっても背皮装の上製本と実に立派、厚さも約4cmと堂々たるものです。頁によってはカラーあり、巻末には後に追加したと思しき図版頁ありと、いや、かなりの充実ぶりです。奥付は見当たりませんが、とくに罫線や記号などの装飾から、おそらくは1910年代、アール・ヌーヴォーの頃のものと思われます。全頁数の三分の二を占める活字書体のヴァリエーションは数えきれず、画像に見えている薄茶色の付箋が示す通り、ここでお見せしたい書体も実のところきりがありません。きりがなくてわけが分からなくなった結果、画像はすごくつまらない頁をとってしまった(うっわぁ。まずい)…ようですが、しかしこれまでパリでも見つけられずにいた希少品。いまだ「印刷解体」の再開を望まれる皆様には、これに免じて赦していただければと思う次第であります。 末尾ながら、残暑お見舞い申し上げます。皆様どうかよいご休暇を! そして21日(火)からはまた店、HPとも、どうかよろしくお願いいたします。

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