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16/12/17 2016年12月17日現在の年内の営業案内と洋雑誌新入荷のお知らせです。

 ■更新は年内あと1度くらいかな、と云っていたのですが、ややや!来週は火曜日も営業できないかも!と云うのに気付いて慌てている現在が2016年12月 17日0:18。今年も残すところあと2週間ばかり、不定期この上ない年内の店の営業日だけでもお知らせせねばと、慌ててPCに向かいました。
年内、12時より20時で店を開けているのは 12月22日(木)、24日(土)、27日(火)の3日。あと3日だけです。残っている作業もろもろ考えると、20日(火)は夕方より、19日(月)・ 21日(水)・26日(月)のどこかの時間と、あくまで「ひょっとすると」ですし「あてにならない」ところではありますが28日(水)と29日(木)あたりも店で仕事をしている可能性はあります。
いずれにいたしましても、確実に営業している(はず)の3日以外、年内のご来店は店主在席を数日前~当日に一度ご確認いただいた上でお越しいただければ幸甚に存じます。
あと1回の更新で、また改めて、もう少しは確実性の高い営業予定をお知らせいたしますが、ともあれ先ずは確かな3日間でのご来店を、よろしくお願い申し上げます。

今月はこれまでのところ五反田の入札会が最も小店向き、フランスの19世紀末空20世紀前半を中心に蒐集された洋雑誌の口が出品されていて、久々に買う気にスイッチが入りました。
画像は落札品のなかから、現在店に収まっている『LA BAIONNETTE』1915年~1919年発行号内59冊、『Wiener Magazin』1928年~1934年発行内40冊のそのまた一部。

 『ラ・バイオネット』はご存知の通り、第一次世界大戦中の戦意高揚を意図して出版されたフランスの週刊誌。薄冊で、しかも新聞紙のようなどちらかと云うと 粗悪な紙を用いながら、カラー印刷を多用。何より、ポール・イリブ、セム、スタンラン、ヴェーゲナー、イカールなど、往時の人気イラストレーター多数が作品を寄せた結果、戦時の世相・風刺を描きながら、時代を超えて評価される雑誌となったものです。入荷したのは創刊年である1915年より終刊年である 1919年までに発行された全234号の内の59冊。保存の難しい性格の雑誌ですが、旧蔵者のお陰か全体に良好な状態が保たれています。

■こちらも同じ口。『ウィンナー・マガジン』はその名の通りウィーンで発行されていた月刊誌。
挿絵入りの読み物と美人モチーフのグラビアが目を惹く男性向けのカルチャー・マガジンといった印象の雑誌ですが、戦意高揚を意図しても表現に明るさのある同時代のフランスの雑誌とは対照的に、こちらはどこか退廃的かつ影をたたえた陰の印象。なかでも当時のモードに身を包んだ美人女性のグラビアには、退廃の色濃いものを多く見受けます。
実はこの雑誌、私は初見での落札でした。
「何度フラれようと市場には通わないといけません!」
20年前に初めて通うことになった五反田の入札会に、またしても喝を入れられた気分です。
惜しまず励め。残すところ2週間にして、初心に戻る年の瀬です。

この他、『The Illustrated London News』1920~1930年代発行内25冊、『The Architectural Review』1950~1951年発行内16冊、『BOXING NEWS』1967~1969年発行内10冊、さらに印刷用の商標等の版木 ダンボール小1箱分などが入荷しました。
年内あと1度は更新の予定です。しばしお待ちを…。

 

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