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07/01/29 Information

■風邪、まだ全く抜ける気配なく、しかし熱は上がらないので今週も店は火・木・土曜の12~20時で営業の予定ですが、ご来店に際しては、お出掛け前にお電話で一度ご確認いただければ万全かと。お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。 先週は少々難儀な新着品ばかりをピックアップしたので、今週は新着品のなかでも“やわらかい”方面から。上の画像は1950年代の渡航関係資料の一括。例によってエアライン各社のパンフレット類を中心に、「フォード」社工場見学ツアーのリーフレットなども。なかでも拾い物はマッチラベル。旧蔵者はアメリカ各地を巡ったようで結構まとまった量があり、いずれもヨーロッパものとは一味違うポップな味付けが新鮮でした(全てバラ売り)。1950年代、日本からの渡航にはビザの発給が必要だったり、外貨の持ち出しが制限されていたりで、海外旅行は庶民にとって高嶺の花。それだけに1950年代の渡航資料は意外に少ないとも聞きます。日本初の海外パッケージツアー「ジャルパック」の誕生は1964年、その第一陣・ヨーロッパ16日間コースの代金が、それでも67万5千円(!)とあり(ジャルパック商品史より)、当時としては物凄い金額です。以来約半世紀を経て、小店のようなビンボー古本屋でさえ海外に買出しに行ける時代となったわけで、これは本当に有難いことではありました。もっともこうなると、いくら渡航資料を残しておいたところで有難いものではなくなるんですけどね、百年くらい待たない限り。

■下の画像も新着品。こちらは昭和初期の服地・襦袢生地や寝具生地の見本帖です。生地の見本帖というと、通常、三つ折程度の冊子様のものが多いのですが、これはしっかりとしたアルバムで、しかも表紙はバラの花をエンポスでレリーフした立派なもの。一冊に収められた見本生地は約350点。鮮やかな赤や黄色、品のいい日本の古代色など、それらが全く退色もせず残されています。扉に置かれた「商標ラベル」の集合図版も大迫力。同様のアルバムが他に3冊、いずれも表紙の意匠を変えて作られたものが入荷しています。

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